【在りてある】

こうでなければならないのだと、自分自身を規制して生きてきて、気がついてみると、がんじがらめになっている自分がいました。

よい子であるために、よい生徒であるために、よい娘であるために、よい妻であるために、よい母であるために、人によく評価されるために・・・

本当の自分を捨ててきたような気がします。
自分が誰であるかを忘れてしまったような気がします。

「ただ、ここに居るだけでいいのだ。存在することに価値があるのだ。」   そう気がつくと、捕らわれの身から、脱出したような気がしました。

やっと、楽に呼吸ができるようになった気がしました。

26.Feb.2000

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